サービスナウは2026年7月22日にQ2 FY2026の決算を発表し、総収益39億8,700万ドル——前年同期比24%増——を達成するとともに、経営陣が数四半期にわたって示唆してきたマイルストーン、すなわちAI年間契約額(ACV)の累計10億ドル超えを果たした。この結果は、エンタープライズワークフロープラットフォームがAIパイロットから大規模なAI本格導入へと移行していることを裏付けたものであるが、決算を精査する投資家は、見出しとなる収益成長率と報告済み1株当たり利益との乖離が拡大していることに向き合わなければならない。
パートA:開示内容
四半期概要
サービスナウのQ2 FY2026(2026年6月30日終了の3ヶ月間)は、エンタープライズソフトウェアとして市場平均を上回る安定した成長が続いたもう一つの四半期となった。同社の総収益は前年同期比24%増の39億8,700万ドルとなり、サブスクリプション収益のガイダンスをわずかに上回った。総収益の97.2%を占めるサブスクリプション収益は38億7,700万ドルとなり、報告ベースで24.5%増、固定為替レートベースで23%増となった。プロフェッショナルサービスおよびその他の収益は1億1,000万ドルとなり、比較的緩やかな8.5%増にとどまった。
数値を分析する前に、重要な構造的注記がある。サービスナウは2025年12月17日付けで1株を5株に分割する株式分割を実施した。本記事で引用する1株当たり数値はすべて分割後ベースを反映している。Q2 2026末時点の希薄化後発行済み株式数は、分割後ベースで約10億3,400万株であった。

