HCA Healthcare (HCA) Q2 2026: 売上高202億ドル8.7%増収にもかかわらず第2四半期営業キャッシュフロー44%急減 — フロリダ州DPP一時利益・EPTC失効が招いた通期ガイダンス下方修正
米国最大の営利病院チェーンHCA Healthcareは、2026年第2四半期に売上高202.30億ドル(前年同期比+8.7%)、親会社帰属純利益16.99億ドル(+2.8%、希薄化後EPS $7.62)を計上した。調整後EBITDAは40.27億ドルで+4.6%にとどまった(会社業績プレスリリース基準)。しかし表面上の成長の裏には、フロリダ州指示的支払い(DPP)プログラムによる一時的な売上認識と強化プレミアム税額控除(EPTC)失効による無保険入院23.3%の急増という相反する二つの力が衝突している。営業活動によるキャッシュフローは第2四半期ベースで42.10億ドル→23.35億ドルと44.5%急減し(6ヵ月累計では58.61億→43.49億、-25.8%)、売上債権は6ヵ月で14.14億ドル増加し回収リスクが高まった。
とりわけ会社は今回の決算発表と同時に2026年通期ガイダンスを下方修正した — 純利益64.95~70.35億ドル → 63.00~67.00億ドル、調整後EBITDA 155.5~164.5億ドル → 154.0~161.0億ドル、希薄化後EPS $29.10~31.50 → $28.70~30.50。今四半期の真の物語は損益計算書ではなく、キャッシュフロー計算書・貸借対照表、そして引き下げられた通期見通しにある。


