CME Group (CME) 2026年第2四半期:取引手数料2.6%減、マーケットデータは過去最高の$238Mを記録
CMEグループの第1四半期を牽引したボラティリティ取引は第2四半期に落ち着き、取引所の中核となる手数料収入エンジンは逆回転を始めた。清算・取引手数料は前年同期の$1,388.0百万から$1,352.5百万へと2.6%減少した。これは、総平均日次出来高が1%減の2,980万枚へと落ち込み、1枚当たりの平均手数料収入が$0.690から$0.678へと低下したことによるものだ。なお、2026年4月1日付で清算・取引手数料の値上げが実施されていなければ、この手数料率の下落はさらに大きなものになっていたであろう。第1四半期との落差は鮮明であり、2026年最初の3か月間における同手数料は$1,337.3百万から$1,542.6百万へと前年比15.4%の増収を記録していた。一方、総収益はマーケットデータ・情報サービスが20.2%増の過去最高$238.1百万を達成し、その他収益も$9.7百万増加したことで、$35.5百万の手数料不足を補い余りあり、全体では0.8%増の$1,706.2百万となった。純利益は1.6%増の$1,041.8百万を確保したものの、この増益は専ら税務上の調整によるものであり、税引前利益は実際には0.2%減の$1,327.7百万に小幅後退した。本四半期は、取引活動が正常化した局面でCMEの非取引収入がどれだけ収益を下支えできるかという実地試験とも言えるが、現時点での答えはひとまず及第点といえる。
特段の断りがない限り、数値はすべてCMEグループが2026年6月30日終了四半期を対象として提出したForm 10-Q、および2026年7月22日付の決算発表資料に基づいている。