ケイデンス(CDNS)2026年第2四半期:中国売上高96%増、RPO 81億ドル
ケイデンスの表面的な営業利益率は前年の19.0%から28.4%へ急上昇したが、この改善のほぼ全ては一つの項目の消滅によるものだ――2025年6月期に計上された1億2,850万ドルの輸出規制和解費用である。これを除くと比較は逆転する。調整後営業利益は21.6%増となったが、売上高の伸びは24.2%であり、実際には利益率が約60ベーシスポイント低下したことになる。31億ドルのヘキサゴン(Hexagon)設計・エンジニアリング事業買収を受けて、取得無形資産の償却費が3倍に膨らんだことが要因だ。この決算の真のテーマは利益率ではない。貿易規制の混乱を経て中国売上高が2億3,620万ドルへとほぼ倍増したこと、契約残高(バックログ)が81億ドルに達していること、そしてバランスシートが6カ月間で純現金約5億2,120万ドルから純負債10億ドル超へと転換したことである。売上高の78%がリカーリング型であるEDAフランチャイズにとって、レバレッジを活用した買収によって賄われる需要加速というこの組み合わせこそが、今後4四半期の帰趨を左右する軸となる。
