三千堂製薬(000250.KS)FY2025:アイリアバイオシミラー初商業出荷が営業利益220%急増をけん引、最終損益も黒字転換
カナダ向けアイリアバイオシミラーの初商業出荷が三千堂を3年ぶりの収益回復へと押し上げたが、本格的な数量拡大——そしてこの投資論拠の真価——は、欧州・米国市場が開放される2026年になってはじめて問われることになる。
出典:年次報告書(사업보고서)— 2026年3月DART提出 | 連結財務諸表 | 単位:₩十億
三千堂製薬はFY2025の連結売上高₩231.8 billionを計上し、前年比9.9%増となった。アイリアバイオシミラー(SCD411)がカナダへの初の商業輸出出荷を達成したことが主因である。営業利益は前年の₩2.64 billionから220.8%急増して₩8.47 billionとなり、同社はFY2024の₩5.08 billion純損失に対し₩12.03 billionの純利益を計上し、最終損益が黒字転換した。この業績回復には大きなベース効果が含まれている:法人税費用は、繰延税金資産の減損により膨らんでいたFY2024の₩16.1 billionから、FY2025にはわずか₩500 millionへと急速に正常化しており、FY2026には繰り返されない構造的な利益押し上げ効果をもたらした。一方、子会社オプタス製薬を通じた五松第2工場の建設により有形固定資産が38%拡大し、予想されるSCD411の数量増加に向けて生産能力を事前に確保するため、₩29.54 billionの交換社債発行により財務レバレッジが増加した。


