ノースロップ(NOC)2026年第2四半期:受注残高過去最高1,047億ドル、営業利益率10.1%
ノースロップ・グラマンの受注残高が初めて1,000億ドルを突破した――2026年6月30日時点のバックログは1,047億ドルに達し、1年前の897億ドルから16.7%増、2025年末比でも約9%増となった。しかし第2四半期の営業利益は23%減の10億9,600万ドルにとどまり、営業利益率は13.8%から10.1%へと圧縮された。この記録的な受注残高はその規模と同様に、内訳が重要だ。第2四半期の純受注額約200億ドルのうち、76億ドルは単一の案件から生じたものであり、10-Qはセンチネル・プログラムの実行計画のさらなる詳細化と承認が「プログラムのバックログを76億ドル増加させた」と開示している。これは新たな競争入札による受注ではなく、コスト型EMDの再編が正式にスコープ化されたものであり、コストプラス方式に特有の利益率プロファイルを伴う。これを除外すると、真に新規のビジネスに基づく当四半期の受注売上高比率は、見出しが示すほど際立ったものではない。
見出し上の利益の落ち込みは大部分が、前年同期に計上されたトレーニングサービス事業売却益2億3,100万ドルの反動によるものだが、その基礎にある実態も芳しいとは言えない。セグメント営業利益は売上高が5.1%増の108億7,600万ドルに増加した一方で5.0%減の11億5,800万ドルにとどまり、残った利益もプログラムの実績ではなく6.3%という実効税率に支えられたものだった。FY2027の予算要求がおよそ1兆5,000億ドル(FY2026水準比で約44%増。ただしそのうち約3,500億ドルは通常の歳出法ではなく強制的な和解措置による財源であり、いまだ成立には至っていない)を示し、数年にわたる需要拡大を予感させる防衛予算サイクルに突入しつつある主契約者にとって、もはや問題は需要が存在するかどうかではない。ノースロップが記録的な需要を利益率に転換できるかどうかだ。


